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マルギヤ日記

地中海リクガメ(マルギナータリクガメ・ヘルマンリクガメ)の飼育・繁殖情報と孵化幼体販売
飼育環境について

幼体飼育の注意点

今シーズンも個別販売やとんぶり市・ぶりくら市でのご購入ありがとうございました。

基本的にうちから子亀を購入される方は孵化後2年以内くらいのごく小さい個体かと思います。
飼い方は基本的に生体と同じです。
何故なら、ふ化直後の幼体も生体と同じようにその辺に生えている葉っぱを齧り、体温を上げるときには日光浴をして、休む時にはこれまた生体と同じように物陰や土に潜って休息します。

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ただし、いくつかの注意点があります。
それは生体と比べて身体がごく小さいということです。
そこで主には以下に注意してください。
(優先順位順に4つ書きました)

1. 脱水にご注意ください。
リクガメは飲水もしくは餌から水分を摂取したときに尿酸が入った尿を出します。
水分が摂取できないと出来るだけ排水を我慢するようです。
水が足りない状態が1週間以上続くと調子を崩します。
結果死んでしまったり、中々その後も調子が戻らないことがあります。
ただし、大きな水入れか使えませんのでいくらか工夫が必要です。

2. 温度勾配について
これは生体も幼体も同じですが、リクガメ飼育のコツは"亀自身が好きな環境(特に体温調整)を選んで移動できる環境を用意する"です。
具体的には以下のような感じです。
ケージの端にバスキング用のライトがあってそこは暖かく、反対の端は温度が低く体温が上がりすぎる前に逃げることができる。
湿り気については床材も場所によって湿り気味・乾燥気味の場所があり好きな場所を選べる。
(おそらく上記の温度勾配があればライトの下は乾燥気味になります)
ですので、ケージは出来るだけ広い方が管理が楽です。
狭い場合はやはり一工夫いると思います。

3. 湿度保持について
そもそもケージで加温して飼育する場合は野生の環境よりも乾燥してしまいがちです。
体力があり、体が大きな生体であれば長い期間耐えられるかもしれせんが、はやり幼体は弱るのが早いです。
また、甲羅の成長にも影響があるという説もあります。
ただし、この湿度保持が中々厄介でやはり工夫が必要です。

4. 甲羅の形成不良について
あまり重要ではないのですが、甲羅の成長不良の原因にバスキングライトの近すぎが原因ではないとの疑いがあります。
ちなみに生まれて以降屋外で飼育している個体についてはほぼ変な歪みが無くきれいに成長しています。
また、孵化後1年間加温飼育してその後屋外飼育した初期の個体については若干の成長不良が見られます。
あと、他で孵化・しばらく管理されていて、その後うちで屋外飼育した個体も成長不良が見られます。
どうやら子亀の時の影響はその後まで出てくるようです。
推測ですが、子亀の時の管理の仕方はその後の甲羅の成長に影響を与えるようです。
上記の湿度保持やバスキングライトとの距離は気を付けた方が良いかもしれません。

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特に幼体は気を付けるように書きましたが、生体でも耐久性に差があれど、長期間調子よく飼育するには考え方は同じです。
既に湿度と給水については別に記事を書きましたので参考にされてください。

床材と湿度保持について

幼体の水入れについて

幼体の餌及び給餌

飼育環境について

床材と湿度保持について

販売時に湿度について良く聞かれます。
昔は乾燥系などと言われた事もあったからか、未だに乾燥気味に管理される事例を聞くことがありますが、むしろ湿度保持に気をつけて下さい。
屋外飼育場では亀が活発に活動する5月あたりで気温が上がる晴天の昼間で湿度は50%前後、夜間では80~90%程度となります。
また、植え込みの陰や地面に近いところではもっと高いかもしれません。

ケージで冬場に加温すると30%を下回ってしまうこともあります。
そう考えると加温されたケージ内は明らかに湿度が低すぎです。

そこで床材は水分を保持しやすく腐りにくいヤシガラをお勧めします。
(他に手に入りやすい良い床材をご存知の方はお知らせいただけるとありがたいです)

これを表面は乾き気味、少し掘ると湿っている状態にして下さい。
毎日霧吹きで水をかけるとそのような感じになると思います。
あと、お勧めなのがケージの床の1/3〜1/2位のバットを買ってきてこれを置いた上に床材を入れてみて下さい。
そのバットの部分に水を多めにかけるとその部分の水分が比較的保持されやすいです。
(ただし子亀が潜って溺れない程度に)
これで普段の湿度も多少保持されやすくなります。
また、加えて普段の霧吹きで湿度を一時的に上げることも可能です。
参考にされて下さい。
(この方法を押し付けるつもりはありませんので、もし他にいい方法をご存じの方はそれでも良いと思います。)
とにかく工夫です・・・。

補足
野山の地面をイメージしてみて下さい。
表面の落ち葉は乾いてますが、ちょっと落ち葉を除けると湿っていると思います。
濡れず乾かずくらいです。

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リクガメの餌について

幼体の水入れについて

次も給水の話ですが、水入れについて

幼体は身体が小さいので上手く給水できずに1週間以上経過すると弱りはじめます。
そうすると食欲がない、活動が減るなどの症状が出てきてこれが続くと死亡することがあります。
また、回復してもその後の成長に影響が出ます。

そこで水入れを用意しますが、市販の物は適していません。
深すぎて入ると出にくいですし、中で転倒して溺れた事例もあります。
また、縁が高いものが多く幼体が登りにくかったり、そもそも水を認識しにくいです。
そこで写真のようなごく浅いトレイなどをお勧めします。
写真のトレイは百均で売ってるステンレス製の物です。


深さは8mm位です。
身近に手に入らなければプリングルスの蓋とかでも構いません。
身近にあるもので工夫してみて下さい。


うちではこれに夜のうちに水を入れておきます。
また、浅い分干上がりやすいので、可能であれば時々水を入れ替えて下さい。
亀がこれを利用していれば、汚したり糞をこの中にしたりします。
その時は洗って綺麗にして下さい。

身体が大きくなればそれほど神経質になることはないですが、
やはり水が足りないと尿酸が溜まったりするのでいい事ないです

とにかく水切れにご注意ください。

リクガメの餌について

幼体の餌及び給餌

うちからお買い上げいただく子亀は殆どが孵化後1~2年の幼体であることが多いと思います。
幼体特有の注意点でをいくつか上げたいと思います。

まずは餌です。
幼体は体が小さいのでとにかく脱水に弱いです。
水を頻繁に与えたいのですが、生体のように大きな水入れから自分で飲むのは難しいです。
(水入れが大きいと溺れたり中で転倒するリスクも高いです。)

なので給餌の際に与える葉っぱを霧吹きなどで十分に濡らして与えてください。
こうすることで、葉っぱ自体も萎れにくくなりますし、葉っぱに付いた水滴を飲む姿を観察することができることもあります。
(水滴に首を突っ込んで吸い込みます。)

また、霧吹きには湿度を保持する効果もありますのでお勧めします。
(ただし、電球などに水がかからないようにご注意ください。熱い時に水がかかると割れます。)

また餌は葉っぱであれば多少食べ切れないくらいに多めにあげて下さい。

あとは与える葉っぱは基本的に切り刻まずにそのまま与えてください。
自分で嚙みちぎって食べます。
そうすることでくちばしの伸長を防げますし、あごの力も強くなります。
ちなみにうちではくちばしを削ったことはなく、自然な状態で鋭くピッタリかみ合わさる状態になっています。

ただし、調子が悪く餌を食べさせるために切るのは否定しません。
切ることで匂いがするのか嗜好性が強くなる場合もあります。


お知らせ

2023年もとんぶり市に出店します。

今年もとんぶり市・ぶりくら市へ出店します。
マルギナータリクガメとヘルマンリクガメの元気な幼体を連れていきます。
忙しくてあわただしくしているかもしれませんが来場された方は遠慮なくお声かけいただければ幸いです。
また、今年はとんぶり市が先の開催となります。
お間違えの無きようお願いします。
あと、スムーズな販売・受渡のために事前予約での取り置き・会場での受け渡しも対応しますので遠慮なくご連絡ください。



とんぶり市 2023
https://burikura.com/
2023年10月1日(日)
生体・グッズ ・餌等
東京都立産業貿易センター台東館(浅草)
※今年は入れ替えはありません。